茶道具専門 万楽堂 代表 穴井智美さん
取材日:2021年3月31日
美味しいお茶を点てるには…
今日は、茶道具万楽堂の穴井さんに茶道のことについて教えてもらいました。茶道具万楽堂では、茶道の道具を売ったり、お茶室で茶道教室やお茶会をひらいたりしています。
今回は穴井さんに表千家の作法を教えてもらいました。表千家では、抹茶を点てる時、あわを出さずにしずかに点てます。この点て方を体験させてもらいました。
まず、抹茶の粉を茶さじで1ぱい半、茶わんに入れます。次にひしゃく3分の1のお湯をそそぎ、茶せんでやさしく上下に動かして少しあわ立ったら出来上がりです。
とても美味しかったです。にが味とすこしだけあまさがあって、また飲んでみたいと思いました。
お家でも点てることができるそうなので、ぜひ点ててみるといいですね。そして、飲むときには、茶わんを90度まわす* といったことを意識してもいいと思います。抹茶の点て方や風味はりゅうはによって少し変わってくるそうです。(小5・初花)
*注:茶碗の作り手が考えた正面をあえて外すために行う所作
お茶のいいところ
茶道具万楽堂の穴井さんに取材しました。穴井さんは、とても優しい方でした。1つ1つていねいに教えてくれましたし、お茶を2回点てさせてくれました。
私が、お茶を点てる体験をして、びっくりしたことが3つあります。
1つ目は、点て方の少しのちがいであわの量がちがうことです。表千家では、あまりあわがたちません。ですが、裏千家では、あわがとてもたちます。
裏千家の点て方は、速く手首を動かすかんじですが、表千家は裏千家のように手首を速く動かしません。これだけであわの量が変わります。
2つ目は、表千家と裏千家の飲みやすさについてです。裏千家は、あわがとてもあるので飲みやすいです。表千家は、あまりあわがないので麦茶を飲む感覚で飲めます。
3つ目は、茶道具の種類の多さです。穴井さんは「多すぎて、何種類あるかわからない」とおっしゃっていたので、おどろきました。
お茶を点てるのは、とても楽しかったです。1回1回達成感があり、なによりおかしとの相性がとても良く、お茶が好きになりました。少し苦みがあるけど、くせになるし、ひとつのみ力だと思いました。(小5・桃子)
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茶道具専門 万楽堂
住所:宮前区有馬5-3-16茶室明章庵 1階
HP:https://www.manrakudo.co.jp/